小学生の夏休みの宿題で、多くのお子さんが頭を抱えるのが読書感想文です。
特に小学生に上がりたての1年生を含めた低学年のお子さんは「どうやって読書感想文を書いたらいいのか?」と、悩む子も多いのではないでしょうか?
そんな時は親御さんが少しヒントをあげたりお手本を見せてあげたりすると、お子さんも読書感想文が書きやすくなりますよ。
そこで今回は、小学生低学年の読書感想文の書き方について、
- 準備物
- 本の選び方
- 付箋を貼る
- 4つの文章構成
この4点に分けて紹介していきます。
お子さんが読書感想文をどう書くか悩んでいた時に、アドバイスの参考にしてくださいね。
準備物
読書感想文を書く前に、必要な物をそろえておきましょう。
- 鉛筆
- 消しゴム
- 大きめの付箋(ふせん)
- 原稿用紙
この4点をまずは用意してください。
おすすめの作文用紙
ほとんどのお子さんは学校で提出用の原稿用紙を配られていますが、もし指定がなく自分で用意しなければいけない場合はこちらの「作文用紙」がおすすめです。
14字×14字でマス目が大きいので、小学生の低学年のお子様にもとても書きやすくて人気がありますよ。
本の選び方
続いて重要なことは、本を飽きずに読み切ることです。
絵本や児童書などを中心に、
- お子さんが興味のある本
- 読みやすくて楽しそうな本
などがおすすめですよ。
参考元 https://style.ehonnavi.net
どんな本がいいか迷っている方は、下記の関連記事を参考にしてください。
もし本にまったく興味を示さない場合は、
- 昆虫
- 動物
- 魚
- 恐竜
など、図鑑の読書感想文でもいいとされている小学校も多いですよ。
ただ、図鑑を使った読書感想文は小学生低学年までで、高学年のお子さんはできるだけ児童書などにしましょう。
付箋(ふせん)を貼る
小学生低学年のお子様が読書感想文を書く中で難しいことは、本を読み終えたときに、読んだ感想を掘り起こす作業です。
- 「面白かった」
- 「よく分からなかった」
など、いろいろな感想が出ると思いますが、読書感想文にしていくためには、掘り起こし作業がとても重要です。
親御さんからお子さんに対して、
- 「どこが1番面白かった?」
- 「どこが分からなかった?」
- 「何が1番心に残っている?」
など、お子さんと会話してみてください。
そして子供と一緒に、
- 印象に残っている場所
- 驚いた場所
に付箋を貼っていきましょう。
参考元 https://monoswitch.jp/
付箋を貼っていく際のポイントは、
- 「1番面白かったところ」
- 「1番心に残ったところ」
メモに書いて貼っておくと、あとで読書感想文を書くときに見返しやすくなります。
また、付箋を貼る注意点は1カ所、または2カ所に絞り、あまりにも多すぎると読書感想文を書く時に困りますよ。
4つの文章構成
それでは実際に、小学生低学年の読書感想文を書く作業に入っていきます。
まず文章の構成は大まかに、
- 題名と名前(2行)
- 始まり:本の説明と本を選んだ理由(約6行)
- 話の中心:付箋を貼った部分について(約15行)
- まとめ:感想や今後に活かしたいこと(約4行)
4つに分けて書いていきましょう。
参考元 https://nehori.com
また、各項目で段落を分けると、先生も読みやすくて印象がいいですよ。
構成①:題名
小学生低学年の読書感想文なので、題名は難しく考える必要はありません。
単純に本のタイトルと組み合わせて、題名を付けていきましょう。
『「本のタイトル」を読んで』というシンプルな題名でも大丈夫です。
参考元 https://ja.wikipedia.org/
また、1行目に題名を書くときは、2マスもしくは3マス空けて題名を書き、2行目の下側に「何年何組と名前」を書きましょう。
学校に提出する宿題なので、小学校名は必要ありません。
構成②:始まり
まずは、
- 本の紹介
- 選んだ理由
この2点を書きましょう。
書き始めは、マスを1マス空けてから書くようにしてくださいね。
本の紹介例
例えば、
- 私は(僕は)、「〇〇」という本を読みました
- この本は、お魚がなかまと海を冒険(ぼうけん)するお話です
このように簡単な本の紹介で大丈夫ですよ。
本を選んだ理由の例
続いて本を選んだ理由を書きますが、
- 冒険(ぼうけん)のお話がおもしろそうだったので、この本を読みました
- むかしお母さんが読んでくれた本だったので、自分で読んでみたいと思いました
- 表紙の絵が可愛かったので、この本を読もうと思いました
など、正直な理由を書きましょう。
小学生低学年の読書感想文に間違いはないので、本当のきっかけや理由を書くのが大事です。
構成③:話の中心
お子さんが本を読んで、
- 心に残ったこと
- 疑問として残っていること
など、思ったままの言葉で書き出します。
小学生低学年なので比較的自由に書いて大丈夫ですが、ある程度枠組みを決めておくととても楽に書けますよ。
例えば、
- 場面の紹介
- 理由
- 自分の考え
の順に書いていくのがおすすめ。
また、それぞれの部分で
- 「場面」をさらに詳しく書く
- 「理由」を複数書く
- 「自分の考え」を多く書く
といった工夫が必要になります。
ただ、あくまで読書感想文なので、できるだけお子さんが思った感想を長めに書いていくと、先生も「この子はよく読んでいるな!」という印象を持ちますよ。
親御さんが子供からいかに感想を引き出せてあげられるか?が重要になってきます。
構成④:まとめ
最後の肝心なまとめです。
子供が選んだ本を読んだ上で、
- 今後に活かせそうなこと
- 自分が思ったこと
- 感じたこと
- 登場人物と自分との比較
など、こちらも感じたことをそのまま書き出していきましょう。
例えば、
- 「本のタイトル」を読んで、わたしは「ありがとう」を言うことが大事だと思いました
- 今までのわたしは、周りのことを気にせず自分のことばかり考えていました
- 「主人公」のように、人を笑顔にできる人になっていきたいです
など、最後のまとめは先生も要チェックしているカ所なので、お子さんの本心や素直な気持ちを書くことを心掛けましょう!
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小学生低学年の読書感想文の書き方まとめ
小学校の低学年なので、完璧で論理的な読書感想文はまったく必要ありません。
しっかりと本を読み、
- 自分の思ったこと
- 感じたこと
など、文字にして書くということが何よりも重要です。
ただ、基本的な書き方を理解しないと、
- 書きたくても書けない
- どう書いたらいいか分からない
- やる気が出ない
など、読書感想文を書く前からつまずくお子さんもたくさんいます。
お父さんお母さんが一緒になって、子供の夏休みの手助けをしてあげてくださいね。
今回は、小学生低学年の読書感想文の書き方について、
- 準備物
- 本の選び方
- 付箋を貼る
- 4つの文章構成
この4点に分けて紹介しました。