『読書感想文を書くのにどんな本を選んだらいいのか分からない…』
『小学生の低学年にぴったりの本は?』
『読みやすくてわかりやすい本を知りたい!』
小学生にとって、長い夏休みは天国ですね。
夏休みの宿題は普段よりも多いので、なかなか終わらないお子さんが多いのではないでしょうか?
宿題のペース配分が分からずに、夏休みの終わりに差し掛かって焦ってしまうこともよくあります。
そして多くのお子さんが苦手な宿題とする1つに、「読書感想文」がありますね。
特に小学生低学年は読書感想文を書くことに慣れておらず、書き方はもちろん、どんな児童書や絵本や書籍を選んでいいのか分からないお子さんも多いと思います。
そこで今回は、小学生低学年の読書感想文におすすめの本14選を紹介します。
小学生低学年の読書感想文におすすめの本14選
しずくのぼうけん
水の性質をユーモアたっぷりな物語で学べる「しずくのぼうけん」。
ポップでモダンなイラストが、とってもかわいい絵本です。
絵本を通して「水がどこから生まれ、その後どうなっていくのか?」、小学生低学年のお子さんの知的好奇心をくすぐることで自然に理解ができますよ。
絵本ですがページ数は24ページとなっており、一般的な児童書のボリュームがある一冊です。
そらいろのたね
仲間や友達を作る大切さを教えてくれる「そらいろのたね」。
この絵本から学べることは、
- 独り占めはダメだよ
- いじわるをしてはダメだよ
というお話になっていますので、人として大切なことを教えてくれますね。
「そらいろのたね」は、有名な絵本である「ぐりとぐら」を書いた中川李枝子(りえこ)さんと大村百合子さんの絵本です。
そらいろには、
- ぞうさん
- しかさん
- あひるさん
など、可愛いイラストの動物たちが登場しますよ。
そしてなんと、「ぐりとぐら」も登場します。
また、ページ数は28ページとなっていて、読み聞かせは3歳向けとなっていますが、1人で読むには小学生低学年向きの絵本に仕上がっていてとても読みやすいですよ。
スイミー
1963年に発売されて以来、今もなおたくさんの称賛を受ける人気の「スイミー」。
この本からは、
- 勇気を持つこと
- 恐れずチャレンジすること
- 出会いの重要性
- 仲間の大切さ
など、多くのことが学べます。
30年以上にわたって小学校2年生の教科書に掲載され、親御さんも小さい時に読んだことがあるかもしれませんね。
ページ数は32ページで、何度読んでも素晴らしい発見や新たな感動があり、大人が読んでも心に響くおすすめの本です。
けんかのきもち
友達とけんかした時の思いなどがリアルに書いてある「けんかのきもち」。
「けんかは悪いことだけじゃない。友達とけんかをした後にどうするかが大事だよ」と考えさせられる絵本です。
ページ数は32ページとなっており、小学生のお子さんなら実体験と重なってより深く読める本になっていますよ。
コミュニケーションのあり方を学べる一冊です。
ごめんねともだち
物語に登場するオオカミとキツネのケンカを通して、実体験と重ね合わせている「ごめんねともだち」。
友達とけんかをした後に、なかなか仲直りができずモヤモヤした気持ちになった経験があると思います。
そんなの心の中を、動物に置き換えながら映し出した絵本に仕上がっていますよ。
ページ数は31ページあり、「ごめんね」と言うことの大切さを絵本から学べます。
一さつのおくりもの
親子で読みながら大切なことを一緒に学べる「一さつのおくりもの」。
自分の大切にしている宝物を人にあげることは、とても抵抗があり難しいことですね。
小さい子供ならなおさらです。
この本は、贈り物について考えさせられる74ページの読み応えのある絵本。
くまさんの「クマタ」による、心温まるお話になっていますよ。
まほうのじどうはんばいき
2008年の童話コンテスト優秀賞を獲得した「まほうのじどうはんばいき」。
ボタンを押すと何でも出てくる、魔法のような自動販売機に出会った少年の成長物語です。
ページ数は94ページありますが、物語の終わり方はスッキリとしており、読書が苦手なお子さんでもスラスラ読める本になっています。
しっぱいにかんぱい!
失敗にスポットを当てたお話「しっぱいにかんぱい!」。
小さいお子さんにとって、失敗することは大きなできごとですよね。
この本は、失敗が成長への糧となるように励まし、勇気を与えてくれる内容になっています。
むしろ、お父さんお母さんにとってもチャレンジする大切さを思い出させてくれる本でもありますよ。
ページ数は96ページありますが、読みやすくて面白い内容なのでチャレンジしてみる価値のある一冊です。
ごきげんなすてご
児童書と絵本の中間くらいの位置づけにある「ごきげんなすてご」。
弟や妹が産まれ、小さいながらもお兄ちゃんやお姉ちゃんになった時の気持ちが分かりやすく描かれている、人気の幼年童話です。
ページ数は約112ページありボリュームたっぷりですが、絵のイラスト部分も多いので比較的読みやすいですよ。
弟や妹がいるお子さんに特におすすめの本になっています。
わすれられないおくりもの
「わすれられないおくりもの」は、大切な友人の死を通して強く生きていく姿を描いた名作。
この本は、アナグマが主役のお話から、友人の大切さや悲しみを乗り越えていく勇気など、いろいろな思いがあふれる感動のストーリーになっています。
26ページの中に心温まる内容がたくさん詰まった一冊ですよ。
ちいさいおうち
おおよそ40ページで、ゆったりとした温かいストーリーの「ちいさいおうち」。
1つの家を中心にお話が展開され、子供心をくすぐるような、
- 見ごたえのあるイラスト
- 文章がシンプル
など、小学生低学年にぴったりの読みやすい内容になっています。
きれいな絵とともに、自然の大切さを教えてくれる一冊です。
エルマーのぼうけん
子供の冒険心をかきたてるワクワクドキドキのストーリーで、幼年童話の最高峰のひとつと称されている「エルマーのぼうけん」。
親御さん世代でも、子供の頃に読んだ方がいらっしゃるのではないでしょうか?
子供達が夢中になって、次から次へと読み進めたくなるような魅力が詰まっていますよ。
121ページでボリュームたっぷりですが、絵本よりもしっかりと読書に励みたいお子さんにぴったりの一冊です。
まよなかのたんじょうかい
実話に似た「生活童話」というジャンルの絵本である「まよなかのたんじょうかい」。
物語に登場するお母さんはタクシー運転手という職業で、実際にあるような光景が絵本になっているので、リアルにお子さんの心に伝わるお話ですよ。
多くの図書館で予約待ちが出るほどの人気ぶり。
短いストーリーの中で、思いやりの気持ちが学べる絵本になっています。
ページ数は28ページですぐに読み終えられますよ。
ミルクこぼしちゃだめよ!
小学1,2年生の課題図書でもあり、32ページとちょうどいいボリュームの「ミルクこぼしちゃだめよ!」。
この本がおすすめの理由は、
- 絵の色鮮やかさ
- 分かりやすい内容
など、お子さんが読みやすい本で、物語の内容は題名の通り、小さな子供がミルクをこぼさずにお父さんに届けるというストーリーです。
ただそこには、
- 家族の愛
- 心打つストーリー
など、思わずほっこりとするシーンがたくさん詰まっていて面白いですよ。
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まとめ
絵本や児童書の多くは発刊されて数10年以上たつ、時代を超えたスタンダードな本が多いように思います。
最近の小学生低学年の子供達よりも、親御さん世代の方が「子供のころに読んで知っている」という絵本や児童書が多く存在しましたね。
小学生低学年のお子さんにはできるだけ一緒に読書感想文用の本を、
- 選んであげる
- すすめてあげる
などして、親御さんが協力してあげてくださいね。
絵本は幼稚園のイメージですが自分1人で読みきるのは小学生低学年がベストなので、絵やイラストが入った本は小学生低学年の読書感想文にぴったりですよ。
今回は小学生低学年の読書感想文におすすめの本14選を紹介しました。