『美味しい栗を見分けるポイントを知りたい!』
『栗は種類や品種によって何が違う??』
『通販で買える人気の栗やおすすめを知りたい!』
秋の味覚の代表格とも言われる栗は、9月頃から収穫がはじまり、私たちの食卓を彩ってくれます。
秋のお出かけや旅行に、栗拾いをされる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、秋の味覚「栗」について、
- 栗の種類や品種
- 美味しい栗の見分け方
- 栗の保存方法について
- 通販で人気の栗3選
紹介していきます。
栗ってどんな食べ物?栄養は?太る?
豆類やイモ類と比較すると、でんぷんの粒子がとても細かく上品な味わいを生んでいます。
栗に含まれる栄養素は、
- タンパク質
- ビタミンA・B1・B2・C
- カリウム
- 食物繊維
- ミネラル
かなり豊富に含まれていますよ。
また、多くの方が疑問に思う「栗は果物か?野菜か?」の区別ですが、一般的には果物と言われています。
核果類(かくかるい)に分類され、アーモンドやクルミと同じ仲間です。
また、他のナッツ系よりも脂質が少なくヘルシーですよ。
程よい自然な甘みが子供にも大人にも嬉しく、少量でも効率のよいエネルギー補助食品とも言えます。
栗の種類は?
世界に栗は12種類程度あると言われていますが、果樹として栽培されている栗は4種類で「世界四大栗」と言われています。
その世界四大栗とは、
- 和栗(日本)
- 西洋栗
- アメリカ栗
- 中国栗
和栗(日本)の種類の数は?
日本には100種類以上の和栗がありますが、上位5種類で栗の全体生産量の70%を占めていると言われています。
●栗の品種別の生産量
- 筑波30%
- 丹沢17%
- 銀寄15%
- 利平7%
- 石鎚6%
●都道府県別の栗の生産量
- 茨城県26%
- 熊本県15%
- 愛媛県5%
- 岐阜県4%
- 埼玉県4%
上位5都道府県で50%以上を占めていますよ。
美味しい栗の見分け方は?
秋のシーズンになると、全国各地で栗拾いに出かける方が数多くいらっしゃいますね。
その時に活用できる、美味しい栗の見分け方を紹介します。
見分け方①:落ちている栗を拾う
参照元:https://twitter.com
栗拾いの基本としては地、面に落ちている栗を拾うことです。
これは栗が木から自然に落ちて、良く熟している証拠でもあります。
木を揺らしたり木についている栗は、まだあまり美味しくありませんよ。
見分け方②:穴の空いていない栗を選ぶ
続いては拾った栗をよく観察し、穴の開いていない栗を選ぶようにしてください。
その理由は、穴が空いている栗は「クリシギゾウムシ」という虫の幼虫に、既に中を食い荒らされている可能性が高いためです。
参照元:http://kyoboti.blog.fc2.com
栗に付いている虫の80%は、このクリシギゾウムシの幼虫。
これはもともと栗の中にいた幼虫が、外に出る時に開けた穴となります。(※虫が苦手な方は下記写真に注意)
参照元:http://oomurasaki.net/
また、目で虫が確認できない場合は、たっぷり水を入れたバケツに、拾ってきた栗を入れて半日放置。
→虫食いがされている栗は、空洞ができているので浮いてきます。
しかし、この虫には害が無く、東南アジアの一部では食用とされていますが、日本人にはなじみがないので、もちろん食べることはおすすめしません。
見分け方③:重量がある栗
参照元:https://deskgram.net/
新鮮な栗ほど水分を多く含み、重くてふっくらした栗に育ちます。
表面に光沢があり、ふっくらした栗は見た目も美味しそうですね。
拾った栗の上手な保存方法は?
たくさんの栗を自宅で、一度には召し上がれませんね。
栗は収穫から日にちが経ち過ぎると、栗の実の水分が蒸発して味が落ちます。
- 栗をより美味しく食べるには?
- 長期保存するには?
栗拾いをした栗の上手な保存方法を紹介していきます。
皮付き生栗の保存方法
冷蔵保存
参照元:https://shunkashutou.com/
栗農家では、皮付きの生栗を新聞紙に包んでから乾燥しない様に保存袋に入れ、冷蔵庫で0度の状態で保存します。
3~4日も経過すると、とても甘い栗に大変身しますよ。
栗の中に含まれるでんぷんが糖に変わり、甘みがUPするという仕組みです。
また、常温保存した栗よりも、4週後には3倍の甘みがあるというデータも。
この方法は、約1~3カ月保存できますが、「新聞紙が濡れていないか?」定期的に確認する必要があります。
新聞紙が濡れていると、栗にカビがはえる可能性があるのでご注意ください。
冷凍保存
皮付きの栗を冷凍保存する場合は、
- 栗を半日間、水に浸す
- 水気を拭き取り、半日陰干しする
- 栗を保存袋に入れる
- 袋の空気をしっかりと抜いて冷凍庫へ
このような手順になります。
この方法だと約1年間ほどは栗を保存できますよ。
常温保存
あまりおすすめはしませんが、皮付きの生栗を常温で保存する場合は、
- 水で栗を洗う
- 水を張ったボウルに栗を入れる
- 暗くて涼しい場所で保存
毎日水を代える必要はありますが、1週間ほどは保存可能です。
皮を剥いた生栗の保存方法
参考元 http://www.sirogohan.com
皮を剥いてしまった栗は、長期保存には向いていません。
ただし、冷凍すれば長期に保存することも可能になりますよ。
冷凍保存する場合は、
- 保存袋に栗を入れる
- 栗に砂糖を全体にまぶす
- 良く揉み込む
- しっとりしたら冷凍庫へ
このような手順になります。
通販で人気の栗3選
それでは最後に通販で人気の栗3選を紹介します。
大玉栗
色・味・風味の三拍子そろった大玉の栗。
熊本県山江村にて生産されており、剪定(せんてい)や間伐(かんばつ)、有機肥料など徹底して管理されています。
丹精込めて育てられた栗は、皇室にも献上されるほどで、お子様でも安心して食べられますよ。
1kgでぎっしり入っており、購入者の満足度が非常に高い栗です。
天津甘栗
お祭り屋台などでもよく見かける天津甘栗。
褐色でツヤがあり、優しい甘みが特徴です。
また、こちらはこの道40年の職人さんが栗を厳選して焼いてくれているので、届いたらすぐに食べられますよ♪
食べだしたら止まらないおすすめの栗です。
利平(りへい)
中国栗と掛け合わされた利平(りへい)。
粒がふっくら丸く、栗の先端の産毛が特徴です。
利平の実の肉質は粉質で、甘みと香りが強く「栗の王様」と呼ばれている品種です。
皮が固く剥きにくいのも特徴で、渋皮煮などの料理に最適ですよ。
また、栗の実がもろいので、シロップ漬けには不向きな栗の品種です。
栗に関する記事
(関西エリアで栗拾いができるスポットの記事)
(関東エリアで栗拾いができるスポットの記事)
栗の種類・見分け方・保存方法のまとめ
栗に関する情報はいかがでしたでしょうか?
秋のお出かけに、栗拾いに行かれるなら、栗の多少の知識や情報を事前に把握しておくことをおすすめします。
今までは少し違う、楽しい秋のお出かけができますよ。
今回は秋の味覚「栗」について、
- 栗の種類や品種
- 美味しい栗の見分け方
- 栗の保存方法について
- 通販で人気の栗3選
紹介しました。